FRBの政策決定(7月29日):FOMCは今回、フェデラルファンド金利の誘導目標を3.50~3.75% に据え置く見込みで、これが5会合連続の据え置きとなります。しかし、原油価格の高止まりや中東情勢の緊迫化を受けて、利上げ観測が高まっています。CMEのFedWatchツールによると、9月会合での利上げ確率は約82% に急上昇している一方、今回の7月会合での利上げ確率は35%前後で、確定的な見方はまだ多くありません。注目は、FOMC声明の文言と、ケビン・ウォーシュ議長の会見でのトーンです。
日銀の政策決定(7月31日):日銀は6月に31年ぶりの高さとなる1.00%への利上げを決めたばかりで、今回は据え置きがほぼ確実視されています。ただ、同行はGDP成長率見通しを上方修正する見通しで、先行きの利上げを示唆するタカ派的なコミュニケーションを維持するとみられています。具体的には、物価目標(2%)を上振れるリスクへの警告を続け、必要な場合は追加利上げを行う用意があるとのメッセージが伝えられるかが焦点です。
レンジ相場を支える主な材料:
今後の見通し:相場は依然として上方向を試す力が強いものの、上値は重い状態です。FRBがタカ派的な据え置き(年内利上げの可能性を残す姿勢)を示せば、米ドル/円は再び164円を試す展開が予想されます。一方で日銀がタカ派的な据え置き(成長率見通しの上方修正とインフレ警告)を打ち出しても、円への支援は限定的とみられます。節目の163.99円(40年ぶり高値)を上抜ければ、テクニカル上は164.22円~166.39円のレジスタンスラインが次のターゲットとなります。