ロジテックはこの6100万ドルを第1回目の還付金と位置づけており、今後さらなる還付を見込んでいます。
2026年2月20日、米国最高裁判所は「Learning Resources v. Trump」事件で6対3の判決を下し、トランプ前大統領による広範な関税プログラムは、国際緊急経済権限法(IEEPA)に基づく大統領の権限を超えており、違憲であると判断しました。この判決により、2025年だけで推定2000億ドル以上が徴収された関税のうち、約1330億ドルの還付問題が浮上しました。
多数意見を執筆したジョン・ロバーツ首席判事は、関税は実質的に税金に当たり、課税権は合衆国憲法第1条において議会に留保されていると結論付けました。
最高裁は直接還付を命じたわけではありませんが、輸入業者が下級裁判所を通じて返還を求める道を開きました。2026年3月、連邦判事は企業が既に支払った関税の還付を受ける権利があると判断。同年7月までに、米国政府は違憲とされた関税のうち、推定810億ドルをすでに返還しています。
ロジテックとフィリップスは、この還付プロセスを迅速に進め、決算発表と同じ四半期中に還付金を計上した初期の受益者となりました。
関税還付金は、両社の報告された収益に対して直接的かつ非事業的な押し上げ効果をもたらしました。ロジテックの場合、6100万ドルの還付金は業績サプライズのかなりの部分を占め、フィリップスでは1億8600万ユーロが四半期純利益の50%以上に相当します。両社とも、還付金を除いた事業基盤そのものも堅調であり、ロジテックの非GAAPベース営業利益は還付金を除いても前年同期比14%増加、フィリップスは中核市場で売上高の成長を示しています。