注目のガイダンス数値
浮き彫りになった弱さ
テラダインのメモリーテストのTAM(総アドレス可能市場)は2025年に前年比4%縮小。NAND型フラッシュメモリーの需要は「低水準」にとどまり、AI需要に牽引されるHBM(高帯域メモリー)とDRAMセグメントだけが成長した。同社は「自動車および産業用顧客からの継続的な受注延期」を指摘。ロボティクス部門は大きな営業損失を計上した
。
上方修正の経緯
電子設計自動化(EDA)ソフトウェア大手のケイデンスは、2026年度通期の売上高見通しを6カ月の間に3回も引き上げた。2026年2月の当初見通しは59億~60億ドルだった。4月には61億2500万~62億2500万ドルに引き上げ
、好調な第2四半期決算を受けた7月には62億6000万~63億4000万ドルへと再び上方修正した
。経営陣は、半導体メーカーやテクノロジー企業による高度なAIプロセッサ開発に伴う「AI活用チップ・システム設計ソフトウェアへの旺盛な需要」を要因に挙げている
。
注目のガイダンス数値
浮き彫りになった弱さ
ケイデンスはEDAとIPライセンスに特化した企業であり、エンド市場の変動の影響を直接受けにくい。そのため、今回のソースからはコンシューマーや自動車向けエンド市場の弱さに関する直接的な言及はない。同社の顧客は半導体メーカーであり、自動車やコンシューマー向けOEMではないからだ。このセグメントの弱さは、より広範な半導体業界の状況として内在している。
上方修正の経緯
オランダの半導体製造装置メーカー、ASMインターナショナルは、2026年3月に通期見通しを上方修正。第1四半期の売上高を約8億3000万ユーロと予想し、第2四半期はこれを上回るとした。その背景には、AI投資と中国市場の需要回復がある。4月には第1四半期の決算が予想を上回り、売上高は8億6300万ユーロを記録。第2四半期の予想はアナリスト予想を約10%上回る水準だった
。2026年7月28日には、第3四半期の売上高を11億ユーロ(約13億ドル)と予想し、アナリスト予想を上回った。「AIインフラ構築」が半導体製造装置への継続的な受注を牽引している
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注目のガイダンス数値
浮き彫りになった弱さ
ASMの好調な業績は、AIインフラ投資と中国市場の回復に明確に牽引されている。非AIのエンド市場は成長にほとんど貢献していない。同社の装置はDRAMやNANDフラッシュ向けの成膜プロセスにも使用され、メモリー市場の影響を受ける。HBM向けを除く、より広範なメモリー市場の軟調さが続いている。
今回の3社のガイダンスから、半導体業界における構造的な分断が浮き彫りになった。
結論: 3社のガイダンスは、AI需要が半導体市場全体の状況とは独立して、これらの企業を記録的な収益へと押し上げる力を持っていることを示している。コンシューマー、自動車、非AI向けメモリー市場は単に遅れているだけでなく、一部の企業にとっては明らかに縮小しており、半導体業界はかつてないほど明確な「二極化」の時代を迎えている。