アストラゼネカが発表した2026年第2四半期(Q2)のコアEPSは2.63ドルと、アナリスト予想の2.48ドルを上回った。総収入はQ2に153.8億ドル(為替変動の影響を除くベースで6%増)に達した 。上半期(H1)の総収入は306.7億ドル(同6%増)、コアEPSは前年同期比**11%**増の5.21ドルだった。主力のがん領域は18%増の141.2億ドルと大きく貢献した 。同社は2026年度の見通しと、2030年に総収入800億ドルを目指す目標を据え置き、先の臨床試験失敗による懸念を払しょくした 。この強気な姿勢は欧州の医薬品株を押し上げ、セクターへの懸念を和らげた 。
週末、米国とイランが相互に攻撃を停止することで合意したとの報道を受け、ブレント原油は約**4%**下落し約92.80ドルとなった。これは、欧州の輸入企業や消費者にとって大きなコスト圧力が軽減されることを意味する 。原油安は航空、運輸、産業株を直接押し上げ、リスク選好のムードの広がりが銀行など景気敏感株を支援した 。
市場は今週発表される米国巨大ハイテク企業の決算を明確に意識していた。ナスダック先物はこれらの発表を前に約1%上昇し、投資家は再びテクノロジー銘柄への資金シフトを進めた 。欧州のテクノロジー株もこの流れに追随した 。例えば、ドイツのSAPは自社の決算が市場予想を上回ったことで株価が9.26%急騰し、DAX指数を押し上げた 。
市場は、7月のPMIが予想以上に力強く、雇用指標も底堅いことから、7月28~29日のFOMCで約35%の確率で利上げが実施されると織り込んだ 。しかし、この金融引き締め観測は株高の流れを止めるには至らなかった。むしろ投資家は、その背後にある経済のポジティブな成長シグナルに注目した 。先週、ECBは預金金利を2.25%で据え置いており、欧州の金利環境は安定している 。
月曜日の株高は、複数の好材料が連動した典型的な例と言える。市場予想を上回り、かつ業績見通しを引き上げた企業決算、エネルギーコストを大幅に引き下げた地政学的リスクの後退、そして市場が利上げ観測を経済への信認の表明として前向きに解釈したこと。STOXX 600の0.8%の上昇は、マクロとミクロの両方の指標が、一時的に同じ楽観的な見通しを示した瞬間を捉えたものだ 。