ネタニヤフ首相とカッツ国防相は共同声明で、IDFに対しヨルダン川西岸のパレスチナ人村落に対する「大規模な軍事作戦」を命じた。具体的な措置として、攻撃に関与したパレスチナ人の自宅解体、ナブルス周辺への増派、テル村とその周辺地域の封鎖、病院への強制捜査などが含まれた。
7月25日、イスラエル軍はテル村を中心に少なくとも80人のパレスチナ人を拘束したと、パレスチナ人囚人クラブが発表。地元メディアによると、その後の捜索でさらに58人が拘束され、ナブルス、ヘブロン、トゥルカリムなどへと範囲が拡大した。
7月25日から26日にかけて、クスラ村の建設中のモスクやクール村のモスクで放火事件が発生。壁面には「復讐」などのヘブライ語の落書きが残された。入植者は農地や車両にも放火・破壊行為を行った。
ネタニヤフ首相は同日、ハバト・ギラド入植地の合法化を加速し、新たな「農場」(入植前哨基地)の設立をIDFに指示した。
2026年に入ってからのパレスチナ人拘束者は3,600人超。国連は入植者暴力が「前例のないレベル」に達していると警告、2026年最初の5か月間で13人のパレスチナ人が入植者に殺害され、約500人が負傷したと報告している。同日の衝突により、2026年の西岸でのパレスチナ人死亡者数は86人となった。