モセリ氏は「私たちは人々が密かに他人の動画を撮影し、嫌がらせをして、それをプラットフォームに投稿することを望んでいません」と述べた。ニューヨーク・ポスト紙によると、モセリ氏はソーシャルメディアで「変態メガネ(pervert glasses)」とも揶揄されるデバイスで撮影された攻撃的な動画の急増に個人的な苛立ちを感じているという。Business Insiderの報道によると、この取り締まりはInstagram、Facebook、Threadsの全プラットフォームにわたって実施される。スマートグラスはタップや音声コマンドで簡単に録画を開始できるため、被害者が撮影されていることに気づきにくいという問題がある。
英国最大級のコミック&エンターテイメントコンベンション(Comic-Con Manchester、Comic-Con Scotlandなど)を主催するMonopoly Eventsは、Metaグラスを含むすべての装着型録画機器をイベントで禁止すると発表した。BBCの報道によると、同社は複数の著名ゲストが、スマートグラスを使った秘密撮影事例を受けて、今後のイベントへの出演に消極的になっているとコメントしている。警備員が来場者にデバイスの取り外しまたは退場を求めることになる。一部のファンからは、こうした動きがアクセシビリティ目的で機器に依存する障害を持つ来場者に悪影響を及ぼす可能性があるとの指摘もある。
この禁止は、ジムや裁判所、クルーズ船など、スマートグラスによる隠し撮りへの懸念が高まる中で導入される規制の流れの一環だ。英国議会には、録画機能付きスマートグラスの公共の場での使用禁止を求める請願書も提出されている。
2026年7月1日、Metaはヘルプページを更新し、Conversation Focus機能について、無料ユーザーは月3時間まで、月額19.99ドルの「Meta One Premium」サブスクリプションで月15時間まで利用可能と発表した。この機能は、スマートグラスの内蔵マイクを使って騒がしい環境で話し手の声を強調するものだ。
この動きは即座に激しい反発を引き起こした。この機能がすべてデバイス上でローカル処理されており、サーバー費用がかからないとされていたからだ。多くのユーザーや批評家はこれを「ベイト&スイッチ(おとり商法)」だと非難した。TechRadarは、この機能がデバイス上で処理されることを指摘し、なぜペイウォールが必要なのか不明だと述べている。Engadgetによれば、有料加入者でも月15時間までで、繰り越しはできない。
そして7月24日、Metaはこれらの計画を中断したことを確認した。広報担当のタイラー・イー氏はThe Vergeに対し、Conversation Focusはアーリーアクセスプログラムを通じて当面無料のまま維持されると述べたが、同社は将来的に一部のプレミアム機能にサブスクリプションを導入する計画は変わらないとしている。
不透明な先行き: Metaの中断は一時的な可能性が高い。同社はConversation Focusを無期限で無料にすると約束したわけではなく、サブスクリプションベースのプレミアム機能は長期的な戦略の一部であると示唆している。聴覚障害のあるユーザーなど、この機能をアクセシビリティツールとして日常的に活用しているユーザーにとっては、不確実な状況が続くことになる。