同氏が描く開発ロードマップは、チェーン・オブ・ソート(思考の連鎖)推論 → AIエージェント → 継続学習(自律的に学習するAI)→ より優れたAIを構築するAI → 具現化知能(ロボット)という5段階。短期的には「コードエージェント」の開発を最優先課題とし、このプロセスを「段階的な特異点」と表現している。
梁氏は投資家に対し、DeepSeekは最先端のモデルを今後もオープンソースで公開する可能性が高いと説明。オープンソースでの開発と商業的な収益化は相反するものではないと主張した。同氏は、AIは「世界のGDPの10%に達する可能性があるほど大きく、独占は不可能だ」と述べ、公開するモデルは本番環境で使用されているものと同一であるとしている。これはやむを得ない対応ではなく、核となる信念として位置づけられている
。
DeepSeekは2026年6月、初となる外部資金調達ラウンドを完了。約500億元(69億~74億ドル)を調達し、主要投資家にはテンセント・ホールディングスや電池大手のCATLが名を連ねた
。資金調達後の評価額は350億元超(約520億ドル)に達した
。注目すべきは、創業者の梁氏自身が総額のうち約30億ドル(約200億元)を自ら出資しており、ほとんどの投資家には議決権が付与されなかったという点である
。
上場に関しては、上海証券取引所のスター市場への新規公開(IPO)を準備中。ウォール・ストリート・ジャーナルによれば、早ければ2027年第2四半期にも上場を目指し、2026年末までに申請書類を提出する計画だ
。
梁氏は計算能力が最大の制約要因であると指摘し、米国との最大の差は技術的なノウハウではなく、リソースへのアクセスにあると述べている。「適正価格でチップを購入し、自らチップを作らなくて済むようにしたい」と語り、入手可能な中国製チップと米国製チップの性能差は依然として大きいことを認めた
。
一方で、梁氏は中国がNVIDIAへの依存から脱却できるとの楽観的な見方を示した。NVIDIAチップを国産品に置き換える動きを「歴史的な転換点」と呼び、導入を妨げるハードウェアやエコシステムの互換性の問題は存在しないと主張
。実際にDeepSeekは最新モデルV4を、Huawei(ファーウェイ)のAscend 950チップに最適化している
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梁氏は、DeepSeekが米国の競合他社に比べて格段に低いコストでモデルを開発できていることについて、これは哲学的な選択ではなく、リソース不足への適応の結果だと述べている。同社のAPI価格設定は、10ヶ月以内にハードウェアコストを回収することを目的としているに過ぎない
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効率性の指標として、標準化された知能タスクにおけるDeepSeek V4 Flashの加重平均コストはたった0.02ドルであるのに対し、AnthropicのClaude Fable 5は2.75ドルと、130倍以上の開きがあることが、ベンチマークサイト「Artificial Analysis」のデータで明らかになっている。
留意点:これらの詳細の多くは、第一財経が報じ、ロイターが伝えた単一の投資家会合の情報に基づいています。IPOの時期や新しい資金調達ラウンドの評価額は、依然として「計画」や「協議中」の段階であり、確定したものではありません。