組合の要求は大きく2つに分けられます。
2026年1月には、組合はすでに「同意のないヒューマノイドロボット導入は雇用ショックを引き起こす」と警告していました。6月24日のスト権投票は92.03%の賛成で可決され、ロボット導入への対抗措置が正式な交渉事項として盛り込まれるのは今回が初めてです
現代自動車グループは、傘下の米ボストン・ダイナミクスが開発した**ヒューマノイドロボット「Atlas」**を、韓国国内の製造現場に導入する計画を進めています。Atlasは身長約190cmの二足歩行ロボットで、部品の運搬や組み立てといった産業用作業を想定しています。
同社の計画は2026年1月に初めて公にされ、2028年以降、米国ジョージア州の新工場(HMGMA)などから順次導入する方針です。これに対し、組合は「労働協約なくして一機たりとも工場に入れることは許さない」と強硬な姿勢を示しています
7月13日~15日の部分ストライキにより、具体的な生産損失が発生しました:
現代自動車の今回の争議は、自動車業界全体でのロボット導入加速という流れの中で起きています:
とはいえ、市場はまだ黎明期です。2026年第1四半期のロボット注文件数は世界で9,055台と前年同期比ほぼ横ばいで、自動車分野からの注文が減少する一方で、マテリアルハンドリング分野が成長を牽引しています。
今回の現代自動車のストライキは、人間とロボットの共存のあり方を問う最初の大規模な労使対決として、自動車業界全体の先例となる可能性を秘めています。