2026年5月5日、コインベースは世界規模の従業員の約14% にあたる約700人の人員削減を発表した。これは「 lean, fast, AI-native 」な企業への再編の一環である。この削減では「純粋な管理職」が排除され、1人のエンジニアがAIエージェントの支援を受けながらエンジニアリング、デザイン、プロダクトマネジメントを担当する「ワンマンチーム」が導入された
。
この95%という数字は、AI支援コードが真の生産性向上なのか、それとも品質やセキュリティ上のリスクなのかについての議論を激化させている。批評家はこの急激な増加を「レッドフラグ(危険信号)」と呼び、AI生成コードの量が多いと、人間のレビュアーが大規模にキャッチするのが難しい微妙なバグやセキュリティの脆弱性、幻覚(ハルシネーション)ロジックが混入する可能性があると主張している。推進派であるコインベースはこれを必要な競争上のシフトと位置づけ、自律型AIエージェントが人間の介入なしに取引、支払い、契約を実行する「エージェンティック経済」のための決済レールとして自社を位置づけている
。他の大手金融・テクノロジー企業がコインベースのリードに追随するのか、それとも規制当局の監視やコード品質への懸念がこのトレンドを鈍化させるのかが、今後の焦点となっている。