SHEINは2026年7月16日(木)に香港取引所の上場審査委員会(Listing Committee)による公聴会に臨む。この公聴会はIPO手続き上の重要な関門であり、審査委員からの質疑応答を経て承認されれば、正式なロードショーや価格決定プロセスに移行する。
SHEINの評価額は、この数年で劇的に縮小した。
これは2022年のピークから50〜60%の低下にあたる。ウォール・ストリート・ジャーナルはSHEINが400億ドル超の評価額を目標としていると報じている。
SHEINは今回のIPOで約20〜30億ドル(低い一桁の億ドル台)の資金調達を目指している。発行済み株式の最大約8%を売却する可能性があるが、最終的な比率は未確定だ。調達額は評価額と投資家需要に応じて変動する。
上場時期は2026年9月または10月を目標としている。一部報道では8月の可能性も指摘されている。
SHEINのIPOは、これまで幾度となく頓挫してきた。
創業者のスカイ・シュー(許仰天)氏は、長年にわたり上場に慎重な姿勢を崩さず、「会社は公開市場からの資金調達に依存すべきではない」と考えていたとされる。
評価額が大きく下落した背景には、複数の逆風がある。
上場審査委員会の公聴会(7月16日)の結果次第で、ロードショーへの正式な道筋が開かれるかどうかが決まる。評価額は最終的な価格決定時点の市場環境に大きく左右されるため、アンダーライター(引受証券会社)が目標レンジを上回るか下回る価格を設定する可能性もある。