OpenAI初の消費者向けハードウェアは、画面を持たないスマートスピーカー。カメラによる顔認識と環境センサーを内蔵し、価格は200~300ドル。デザインは元アップルデザイン責任者のジョニー・アイヴが担当。 同端末は、アマゾンのEchoやアップルのHomePodに対抗する「第三の柱」として位置づけられている。

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ChatGPTを開発したOpenAIが、初の消費者向けハードウェアとなるスクリーンレススマートスピーカーの発売準備を進めている。この端末はカメラ、環境センサー、可動部品を搭載。元アップルデザイン責任者のジョニー・アイヴ(Jony Ive)と共同開発され、アイヴのハードウェアスタートアップ「io Products」をOpenAIが約65億ドル(約1兆円)で買収する形で実現した。本稿では、The Information、Reuters、Bloombergなどの報道をもとに、現在判明している情報をまとめる。
主力製品は、ChatGPTを搭載した常時稼働型AIコンパニオンとして設計されたスクリーンレススマートスピーカーだ。顔認識と物体識別のための統合カメラに加え、環境センサーを内蔵する。小売価格は200~300ドルを目標としている
。OpenAI社内では、この端末をパーソナルコンピューティングにおける「第三の柱」と位置づけ、Amazon EchoやApple HomePodに真っ向から勝負を挑む構えだ
。
本ハードウェアは、OpenAIのサム・アルトマンCEOと、iPhone、iPod、iMacを手がけたデザイナー、ジョニー・アイヴとの協業の成果である。2025年5月、OpenAIはアイヴのスタートアップ「io Products」の買収を発表。株式交換による評価額は約65億ドルにのぼり、OpenAI史上最大の買収となった。この取引は2025年7月に完了した
。アイヴは自身のデザインファーム「LoveFrom」を通じてクリエイティブデザインを統括しており、同ファームは独立を維持している
。現在、OpenAIはハードウェア開発に200人以上の従業員を専任で配置している
。
スケジュールは何度か修正されている。当初は2026年後半にお披露目、2026年末までに出荷という目標だった。しかし2026年2月の法廷提出書類で、同社は「2027年2月より前の出荷は見込まない」とスケジュールを修正した
。その後、OpenAIのCFOは2026年半ばのお披露目と「翌年初め」の入手可能性を示唆している
。アナリストのミンチー・クオ氏によれば、量産開始は2027年になる見通し
。製造はFoxconn(鴻海)が担当し、初回生産目標は4000万~5000万台とされる
。
アルトマンCEOは、この端末を意図的にシンプルで控えめなものにすると語っている。サンフランシスコで開催されたEmerson CollectiveのDemo Dayでの発言によれば、人々の最初の反応は「これだけ?…すごくシンプルだね」というものになるという。彼はスマートフォンを「前の時代の最高傑作」と呼び、OpenAIの端末を、通知やアプリに煩わされない、より「穏やかで落ち着いた」ハンズフリーの代替手段として位置づけている。目標は、まるで山の湖のほとりの小屋に座って静けさを楽しむような感覚を呼び起こすことだと語った
。
スマートスピーカーに加え、OpenAIは2028年の生産を目標とするAIスマートグラスも開発中。また、周囲の状況を認識しインタラクションできるスマートランプのプロトタイプも試作されている。
2026年7月10日、アップルはカリフォルニア北部地区連邦地方裁判所に、OpenAI、io Products、および2名の元アップル従業員を相手取り、「組織的な窃取行為」を行ったとして訴訟を提起した。訴状は、OpenAIがアップル従業員に未発表製品の秘密情報を共有するよう促したと主張。アップルは損害賠償とともに、OpenAIが盗用したとされる知的財産の使用を差し止める仮処分を求めている
。「現時点では、OpenAIはこれらの申し立てを公式に否定しており、スマートスピーカーのスケジュールは影響を受けていない」とされる。同社は訴訟による遅延を発表していないが、仮処分の可能性は重要なリスクとして残っている
。
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OpenAI初の消費者向けハードウェアは、画面を持たないスマートスピーカー。カメラによる顔認識と環境センサーを内蔵し、価格は200~300ドル。デザインは元アップルデザイン責任者のジョニー・アイヴが担当。
OpenAI初の消費者向けハードウェアは、画面を持たないスマートスピーカー。カメラによる顔認識と環境センサーを内蔵し、価格は200~300ドル。デザインは元アップルデザイン責任者のジョニー・アイヴが担当。 同端末は、アマゾンのEchoやアップルのHomePodに対抗する「第三の柱」として位置づけられている。
OpenAIはハードウェア開発に200人以上の従業員を投入。他にもAIスマートグラス(2028年量産目標)やスマートランプのプロトタイプを開発中。