ハーランドの7ゴールは、リオネル・メッシ、キリアン・エムバペと並んで大会最多タイ。W杯デビュー戦での7ゴールは、1974年のポーランド代表グジェゴシュ・ラトー以来となる記録である。さらに、今大会で左足、右足、ヘディング、ペナルティエリア内、ペナルティエリア外の全5パターンで得点を挙げた唯一の選手となった。
ノルウェーはニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで行われたラウンド16でブラジルと対戦。ブラジルが1-0とリードする展開から、ハーランドが試合終了まで11分を切った79分にヘディングで同点ゴール、90分には低い弾道のシュートで勝ち越し。ブラジルの守備網を打ち破った。この逆転勝利により、ノルウェーはW杯史上初の準々決勝進出を果たした。
同日、同じラウンド16でイングランドがメキシコを3-2で破り、7月11日にマイアミで行われるノルウェー vs イングランドの準々決勝が決定した。
準々決勝を前に、ハーランドはイングランドが重圧を背負っていると主張する心理戦を仕掛けた。
「プレッシャーはすべてイングランドにある。我々の優勝確率は依然として極めて低い。彼らが本命だ。」
自身がイングランド(リーズ)で生まれ、マンチェスター・シティにはイングランド人のチームメイトが多くいることから「特別な一戦」と表現する一方、ノルウェーの歴史的な快進撃を継続することに集中したいと述べた。記者から「プレッシャーはすべてイングランドにあるか」と問われたハーランドは「そうだね」と答え、さらに「ノルウェーがそれを利用できるか」と問われると「ああ、間違いなくね」と応じた。
ハーランドは今大会、純粋なスピードとパワーのストライカーから**「最も完全なゴールスコアラー」へと進化を遂げたと評されている。アナリストは、彼が「ほとんど機械的な精度」で得点を量産していると指摘。フィジカルパワー、爆発的なスピード、エリートレベルのフィニッシュワークを不要な華麗さなしに**融合させた、恐ろしいまでのシンプルさだと分析する。
チームメイトのサンダー・ベルゲは、ハーランドを「ピッチ外ではこれまで会った中で最もリラックスした人物」と評する一方、試合のホイッスルが鳴ると**「野獣」へと変貌すると語る。ニューヨーク・タイムズは「近年のフットボール史上最も非凡なストライカーの一人」と称し、父アルフ・インゲの激しい守備的スタイルとの好対照を指摘した。BBCは、彼の動き出しが常に目立つとは限らないが、それでも得点を決めてしまう点を強調し、「誰も対峙したくない男」**と表現している。