アデイェミの現行契約は2027年夏までである 。ドルトムントは年俸550万ユーロから増額し、2030年までの契約延長を提案したが、アデイェミ側は契約に難色を示しており、バイアウト条項(解除条項)の挿入を要求している。これはドルトムントが歴史的に避けてきた条件である
。ニコ・コヴァチ監督との確執も、退団への決意を強めているとされる
。延長の兆しが見えない中、今夏の売却はますます現実味を帯びている
。代理人のジョルジュ・メンデス氏は新契約に8000万ユーロのバイアウト条項を求めているが、ドルトムントは難色を示している
。2026年6月下旬の時点でも、契約延長交渉は進展しておらず、夏の退団が最も有力なシナリオと見られている
。
アデイェミは既にバルセロナに対し、個人条件で口頭でのゴーサインを出しており、両クラブが移籍金で合意すれば移籍は成立する見通しだ 。2026年初頭にはプレミアリーグ移籍を希望していると報じられ、マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーが関心を示していた
。しかし、バルセロナの積極的なアプローチとチャンピオンズリーグ出場権が、優先順位を変えさせたようだ
。TransferFeedは、アデイェミが今夏はバルセロナへの移籍のみを望んでいると報じている
。
ここが重要なポイントだ。バルセロナはマンチェスター・ユナイテッドからレンタル中のマーカス・ラッシュフォードに対し、3000万ユーロ(約48億円)の買取オプションを有していたが、その条項は2026年6月15日(月)に行使されず失効した 。ラッシュフォードは今季、全大会29試合で8ゴール11アシストと大きく貢献しており、バルセロナはシーズン序盤から残留を望んでいた
。しかし、クラブはこのオプションを行使せず、アデイェミ獲得に舵を切った。移籍金の規模も近いことから(アデイェミは3000~4000万ユーロ、ラッシュフォードは3000万ユーロ)、バルセロナはラッシュフォードの完全移籍ではなく、アデイェミをウィナー陣の補強最優先ターゲットに据えたと見られている
。ラッシュフォードは2026年W杯終了後、マンチェスター・ユナイテッドに復帰する見通しだ
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なお、買取オプションを行使しなかったとはいえ、バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドが新たな条件で再交渉する可能性はゼロではない。ESPNは、6月15日の期限切れ後も両クラブが新たな合意を模索する可能性に言及している 。しかし、アデイェミが第一ターゲットとなった今、ラッシュフォードの完全移籍の可能性は低くなったと言える。
ジ・アスレチックによると、バルセロナの関係者は今夏、約2億ユーロ(約320億円) の移籍支出を検討している可能性があると示唆している。ただし、実際の使途は選手の売却状況に大きく左右される 。この予算の一部は既に、2026年6月初旬に約8000万ユーロで獲得したアンソニー・ゴードンに充当されている
。アデイェミ獲得の動きは、バルセロナの静かで戦略的な交渉スタイルを如実に示している。すなわち、公式に騒ぎ立てず、ジェラール・ロメロ氏(ジハンテスFC)などの仲介者を通じて情報を流し、アデイェミの契約状況と退団意思を巧みに利用し、ドルトムントの当初の評価額を大きく下回る価格での獲得を目指す、というものだ
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ラ・リーガが2026年3月にバルセロナの支出上限を4億3300万ユーロに引き上げたことで、近年の移籍市場と比べてクラブには余裕が生まれている。しかし、依然として年間の選手関連支出は5億ユーロを超えており、クラブは厳しい財務規律の下で運営されている。だからこそ、アデイェミ獲得は「低コスト」のプロファイルに合致するのだ 。
要約すると、バルセロナは正式なオファーを送り、選手の了承を得ており、移籍金は3000~4000万ユーロで交渉中である。ラッシュフォードの買取オプションは失効し、代わりにアデイェミが最優先ターゲットとなった。クラブの夏の戦費は約2億ユーロだが、その使途は極めて静かに、そして慎重に管理されている。