同じ7月6日、フランスの防衛エレクトロニクス大手タレスは、ゴルジェ家が保有するExail Technologiesの株式35.51% を1株134ユーロで取得する拘束力のある合意を発表し、全株式を対象とする公開買付を開始する計画を明らかにした。この取引の企業価値は39億ユーロ(約45億ドル、負債を含む)と評価されている
。
Exail Technologiesは、フランス・ベルギー系の海洋ロボティクス、機雷掃討ドローン、慣性航法システムの専門企業である。タレスは、この買収により「水中戦市場での規模を拡大し」、慣性航法の能力を強化することを目指すと述べている
。同社は、2032年までにExailから年間9,000万ユーロ超の収益とコストシナジーが見込めるとしている
。
同じ日、イタリアの造船大手フィンカンティエリは、イタリアの水中技術企業4社の過半数株式を、初期投資総額約6億ユーロ(6.85億ドル) で取得する合意を発表した。対象企業は、Next Geosolutions Europe(海洋調査・オフショア建設支援の公開企業)、WSense(水中無線通信)、Graal Tech(ディープテックドローン製造)、Defcomm(同、ドローン・通信)である
。
フィンカンティエリは、NextGeoへの売却提案を含めると、最大で10億ユーロを超える可能性もあるとしている。これらの買収により、2026年のグループ純利益に6,000万ユーロ超、2030年には約1億3,000万ユーロの追加貢献が見込まれる
。発表を受け、フィンカンティエリの株価は最大14% 上昇した
。この動きにより、同社の水中部門の年間収益は11億ユーロ超にほぼ倍増する
。
これら3件の取引が、同じ24時間のニュースサイクルの中で発表されたのは偶然ではない。これらはいずれも、以下のような水中・海洋防衛技術を中心にしている。