2. ユーロ圏インフレの鈍化
市場の多くが利下げ期待を抱く中、欧州中央銀行(ECB)は6月11日に25ベーシスポイントの利上げを決定しました。預金ファシリティ金利は2.25%となり、これは2023年以来の利上げです 。ECBは根強いサービスインフレと堅調な経済を理由に挙げました。この動きは一見、株式市場にとっての逆風に見えますが、市場はむしろ「米国の金利上昇懸念が後退した」という材料をより強く好感した形です。
6月15日、米国とイランが紛争終結とホルムズ海峡の再開に向けた予備的合意に達したことが、欧州株式市場に大きな安心感を与えました。この合意により、長らく市場の重しとなっていた地政学リスクとエネルギー供給への懸念が一時的に取り除かれ、STOXX600は最高値を更新しました 。
2026年Q2の欧州市場における最大のM&Aニュースの一つが、英格安航空会社イージージェットの買収です。
米投資会社キャッスルレイクは、当初の提案を段階的に引き上げ、最終的に1株あたり6.90ポンド、総額55億ポンド(約73.4億ドル) での買収提案を行いました。イージージェットの取締役会は7月5日、この提案に基本合意しました 。このニュースを受け、イージージェットの株価は10%急騰し、4年ぶりの高値をつけました。ただ、EUの航空会社所有規則など規制上のハードルを指摘する声もあり、完全な合意には株主承認が必要です
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補足