探査機が小惑星に衝突することなく、極めて近い距離を高速で通過するための自律的な軌道制御技術。これは将来、地球に衝突する可能性のある天体に対し、探査機を正確に衝突させたり( kinetic impactor)、あるいは詳細観測のために接近させるための基盤技術です。
「はやぶさ2」は元々、小惑星リュウグウにゆっくりとランデブーするよう設計されていました。今回、その設計思想を根本的に変え、高速フライバイというまったく異なる運用プロファイルに適合できることを実証しました。
「はやぶさ2」は2020年に**初号機(プライマリミッション)を完了し、小惑星リュウグウのサンプルを地球に帰還させました。サンプルカプセル切り離し後も探査機本体は健在で、「はやぶさ2#(Hayabusa2#)」**と名を変え、新たなミッションに挑んでいます。
このミッションの成功により、日本は世界の惑星防衛分野において、**米国と並ぶ「第二の柱」**としての地位を確立しました。