エルドアン大統領は6月28日、サカリヤ県サパンジャで開催されたAKP第33回諮問・評価会議の閉会式で演説。「ガザは必ず責任を問われる」と宣言し、自身の政権がガザでの暴力の責任者を追及すると誓った。同大統領は自党を「8600万人の希望であるだけでなく、全イスラム共同体の希望」と位置づけ、特に5歳の少女ヒンド・ラジャブの殺害など子どもに対する攻撃に言及しながら、アンカラが加害者を裁く決意を新たにした。この発言は、イスラエル政府が同日にアルメニア人虐殺を認定する決議を可決したまさにその日に行われ、アンカラへの直接的な挑発と広く解釈された。
イスラエルのネタニヤフ首相は即座に鋭い反論を行った。複数の報道によれば、同首相は「エルドアンがイスラエルの破壊を叫ばない日は一日としてない」と述べ、エルドアンの声明を「米国の友人たちの注意を引く」と表明した。同首相はエルドアンの繰り返しの責任追及要求を脅威と捉え、米国に伝える価値があると位置づけた。
イスラエル外務省はさらに踏み込んだ対応を見せた。同省はエルドアン大統領を「独裁者」と非難し、トルコの指導者は「消え去る」一方で、ユダヤ国家は「永遠に残る」と宣言する声明を発表した。同日、イスラエル政府は閣議で全会一致により、第一次世界大戦期のアルメニア人迫害をジェノサイドとする決議を可決。これはギデオン・サール外相が数日前にアンカラへの直接的なメッセージとして提案していた歴史的な決断だった。数カ月前にもイスラエル当局者は「エルドアン政権下のトルコ」が「敵対的な声明、外交・経済措置」を主導していると非難していた。
2023年10月7日、ハマス主導の武装勢力がイスラエルに侵攻し約1200人を殺害、251人を人質に取ったことで始まった戦争と、それに対するイスラエルの大規模なガザ軍事作戦は、トルコとイスラエルの関係を劇的に悪化させた。
主な非難の応酬の節目:
両国の対立は外交的な摩擦から、逮捕状の発行、大量虐殺非難の応酬、歴史的虐殺の公式認定という具体的な法的・外交的措置を伴う全面対決へと様変わりしている。