ロシアは近年で最悪の全国規模の燃料不足に見舞われている。
クレムリンは国内供給を確保するため、燃料輸出に対する制限を段階的に強化している。
| 措置 | 発効日 | 詳細 |
|---|---|---|
| ジェット燃料輸出禁止 | 2026年6月1日 | 製油所攻撃を受け、国内の供給安定化のため11月末まで輸出を禁止。 |
| ガソリン輸出禁止延長 | 2025年から継続、2026年も延長 | 非生産者向けのガソリン輸出禁止は2026年末まで延長。生産者向けは在庫過多防止のため2026年1月に一部緩和。 |
| ディーゼル輸出全面禁止を検討 | 2026年6月24日 | ノバク副首相は、国内市場の「困難な」状況を安定化させるため、ディーゼル輸出の全面禁止を検討中と表明。 |
| 地域レベルでの販売上限(配給制) | 2026年6月下旬 | 各地域当局が、民間および国営のガソリンスタンドでガソリンとディーゼルの購入制限を導入。 |
ウクライナによる数週間にわたる激しいドローン攻撃により、複数の主要製油所が機能を停止または深刻な損傷を受けた。中でも、モスクワに燃料を供給する最重要拠点であるカポトニャ製油所は数ヶ月にわたり操業不能な状態が続くと見られる。これらの攻撃の累積的効果により、ロシアは近年で最悪の燃料危機に直面している。少なくとも15~17地域で配給制が敷かれ、ガソリンスタンドではパニック買いが発生し、政府はガソリン、ジェット燃料、そして将来的にはディーゼルに至るまで、輸出禁止という緊急措置を矢継ぎ早に打ち出している。