2026年6月25日、JD・バンス副大統領は英メディア「UnHerd」に対し、米国とイランがカタール・ドーハに直接の軍事衝突回避チャンネルを設置することで合意したと述べました 。バンス氏は、この取り決めによりIRGCの代表とCENTCOMの代表がドーハで「一緒に過ごし」、現場の紛争を解決、エスカレーションを防ぐと説明しました
。複数のメディア(『タイムズ・オブ・イスラエル』『イラン・インターナショナル』など)が、これをスイス協議における最大の進展の一つと報じています
。
複数の報道によれば、イラン当局および国営メディアは、バンス氏の説明に対して否定的な反応を示すか、沈黙を守っています 。テヘランの国営メディアはIRGC代表の参加を公式に確認せず、一部のイラン情報筋は協議が中止される可能性や誤った情報であると示唆しました
。6月26日~27日時点で、IRGCによる連絡チャンネル設置の公式確認はありません
。
2026年6月25日、IRGCは4機のドローンによる攻撃を、シンガポール船籍で台湾のエバーグリーン・マリンが運航するコンテナ船M/V「エバー・ラブリー」に対して実施しました。同船はホルムズ海峡を通過中でした 。うち1機の自爆型ドローンが船橋上部構造に命中しました
。この攻撃は6月17日の停戦覚書に違反し、国際海事機関(IMO)は地域の船員退避作戦を一時中断せざるを得なくなりました
。米国当局はイランに責任があると断定しました
。
2026年6月26日、これに対する報復として、米軍機がイラン南部のホルムズ海峡沿岸およびケシュム島にある複数の軍事目標を爆撃しました 。CENTCOMは、イランのミサイルおよびドローン関連施設を攻撃したと発表し、これを「力強い報復」と位置づけました
。トランプ大統領はテヘランが停戦に違反したと非難しました
。
全体の枠組みは極めて脆弱です。
| 要素 | 状況 |
|---|---|
| バンス氏のドーハ・ホットライン主張 | 6月25日に発表。IRGCは確認せず、イラン国営メディアは否定または沈黙 |
| M/V「エバー・ラブリー」攻撃 | 6月25日発生。IRGCによる4機のドローン攻撃。船体損傷。IMOが退避作戦を中断 |
| CENTCOMの報復攻撃 | 6月26日。米軍がイラン沿岸およびケシュム島のミサイル・レーダー施設を空爆 |
| イスラマバード覚書の内容 | 14項目の枠組み。戦闘終了、海峡60日間無料開放、機雷除去、封鎖解除、60日間の核・制裁交渉 |
| 仲介国 | パキスタン(4月8日以降の主要仲介国)、カタール(ドーハ連絡チャンネルをホスト) |
| 海峡の航行状況 | 大幅に減少。攻撃後さらに悪化。平年のごく一部のみが航行 |
| 全体的な安定性 | 脆弱。両陣営とも合意に違反。最終合意なし。相互信頼は最低レベル |