ペーテル・マジャルがオルバンの後任として首相に就任。2026年6月初旬に転換を示唆し、ウクライナとの合意により最初のクラスター開放への拒否権を撤回した。しかし、マジャル政権下でもハンガリーは6月23日に残るクラスターの進展を阻んだ
。
2026年6月15日、EU全27加盟国は全会一致でウクライナとの加盟交渉の**第1クラスター「基本原則」(Fundamentals)**の開放に合意した。このクラスターはEUの核となる価値観(法の支配、基本的権利、民主的制度、行政改革、経済基準)を対象とする
。ルクセンブルクで開かれた第2回ウクライナ・EU政府間会議で採択され、2024年6月に正式に加盟交渉が始まって以来の「最大の一歩」と評された
。
欧州委員会のマルタ・コス拡大担当委員は、ウクライナ向けの全6つの交渉クラスターを2026年7月までに開放する目標を掲げていた。6月15日の突破口後も、残る5クラスターは7月に開放する見通しを示していた
。
しかし、その期限は今、危機に直面している。ハンガリーが6月23日に残るクラスターのための手続き書簡送付に異議を唱えたことで遅延が生じ、EU外交官は7月14日までの全クラスター開放に疑念を表明している。
EUの拡大プロセスでは、主要な一歩ごとに**全会一致(ユナニミティ)**が求められる。全ての候補国について、交渉開始、各クラスター開放、各章の締結、最終加盟には、全27加盟国の同意が必要である。これは、どの単一加盟国でもどの段階でも進展を阻止できることを意味する。ハンガリーはこの拒否権を繰り返し行使しており、2026年6月23日の残るクラスターの手続き書簡への異議もその最新例である
。
今後の数週間で、ハンガリー新政権が前任者の妨害姿勢を維持するのか、それともウクライナの加盟プロセスを前進させるのかが試される。コス委員は加盟国に迅速な行動を呼びかけているが、全会一致の原則は依然として大きな障壁となっている。
Comments
0 comments