中国が2026年6月にインジウム(in dium)の輸出審査を一段と厳格化したことを受け、世界のバイヤーの間で「この特殊金属が本格的な輸出規制の対象になるのではないか」という懸念が急浮上している
。インジウムは、次世代AIデータセンター向け高速フォトニック部品に不可欠なインジウムリン化物(In P)ウエハーの原料であり、2025年2月にはすでに中国の輸出規制リストに追加されている
。2026年6月時点の動きは明示的な輸出禁止ではなく、税関審査の厳格化とライセンス発給の遅延にとどまるが、多くの専門家は「これが本格規制の布石だ」とみている
。
なぜ世界のバイヤーが警戒するのか
AIデータセンターの深刻な混乱リスク
インジウムリン化物は、AIコンピューティング向けエネルギー効率の高いフォトニックチップに欠かせない素材だ。2025年2月に始まったInP輸出規制は、すでに「最も高速でエネルギー効率に優れたAI部品の設計における重大な障害」になっているという
。
ライセンスのボトルネック
中国は完全な輸出禁止ではなく「輸出を遅らせたり条件を課したりする」手法をとるため、慢性的な供給不透明感が生じている
。米国のビジネス団体の報告によれば、中国からの一部の重要鉱物へのアクセスは、ライセンス遅延によりすでに「ほぼ入手不可能」な状態だ
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