2026年6月15日から16日にかけて順次配信が開始されたAndroid 17の安定版アップデート。マルチタスクを革新する「App Bubbles」や画面録画中に自分の表情も記録できる「Screen Reactions」、一時的な位置情報許可など、数多くの新機能を搭載した注目のメジャーアップデートでした
。しかし、このアップデートをPixel 6シリーズからPixel 10シリーズまでの対応端末にインストールしたユーザーの間で、ホーム画面からウィジェットが全て消えてしまうという深刻なバグが報告されています
。
アップデートを適用した後、ホーム画面に配置していた時計、Gemini、Googleカレンダー、Tasks、Google Keep、Google検索バーといったウィジェットがすべて消え去り、ウィジェットピッカーからもそれらが姿を消して、通常の方法では再追加が不可能になるという症状です。
この問題は、端末にアクティブなWork Profile(仕事用プロファイル / 管理プロファイル)が設定されている場合にのみ発生します。Work Profileは、企業などが社員のスマートフォンに業務用アプリやデータを安全に隔離して管理するためのAndroidの機能で、Microsoft IntuneなどのMDM(モバイルデバイス管理)ソフトウェアによって管理されるのが一般的です
。Work Profileを利用していないユーザーには、基本的にこの問題は発生しません
。
Googleから正式な原因はまだ発表されていませんが、複数のテクノロジーメディア(9to5GoogleやAndroid Authorityなど)の報道によると、本バグはAndroid 17が起動時に個人プロファイルと Work Profile の間で権限解決を行う際の競合に起因するものとされています。システムが、本来個人プロファイルに属するウィジェットを、Work Profile側のリソースと誤認識してアクセスをブロックしてしまうことが原因と見られています
。
Googleは社内でこの問題を複数のIssue ID(#488125748、#505117543など)で追跡しており、QPR1 Beta 4のリリースノートにも関連する修正が含まれています。
Googleはこのバグを公式に認識しており、「修正を含むソフトウェアアップデートはすでに開発中である」と複数のメディアに対してコメントしています。正確なリリース日は明らかにされていませんが、Googleサポートフォーラムでのモデレーターの書き込みや複数の報道によれば、2026年7月のセキュリティアップデート、あるいはそれよりも早いタイミングで修正パッチが提供される可能性が高いと見られています
。
現時点でGoogleが公開している正式な回避策はありませんが、ユーザーやIT管理者の間で以下の一時的なワークアラウンドが確認されています。
これらの方法で一時的にウィジェットを復元できますが、端末を再起動すると再び消えてしまう可能性がある点に注意が必要です。
このウィジェット消失バグは、数多くの魅力的な新機能を搭載したAndroid 17のローンチに暗い影を落としています。下表にアップデートの全体像をまとめます。
タイミングの悪さも際立ちます。App BubblesはAndroid 17の最大のセールスポイントであり、UIとマルチタスク性能を大きく進化させるものでした。その中核的なアップデートが、エンタープライズユーザーやヘビーユーザーにとって最も基本的なホーム画面の信頼性を損なうバグを抱えてしまったことは、Googleにとって痛恨のミスと言えるでしょう。
修正パッチは、まもなく提供される見込みです。今後のアップデート情報に注目しましょう。
Studio Global AI
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Android 17安定版(2026年6月15日~16日配信)をインストールしたGoogle Pixel端末で、ホーム画面のウィジェット(時計、Gemini、カレンダー、Tasks、Google Keep、Google検索バーなど)がすべて消えるバグが報告されている[4][5][7]。
Android 17安定版(2026年6月15日~16日配信)をインストールしたGoogle Pixel端末で、ホーム画面のウィジェット(時計、Gemini、カレンダー、Tasks、Google Keep、Google検索バーなど)がすべて消えるバグが報告されている[4][5][7]。 影響を受けるのは、Microsoft IntuneなどのMDMで管理される「Work Profile(仕事用プロファイル)」を有効にしている端末に限られる。Work Profileのないユーザーには影響しない[4][5][9]。
原因は、Android 17の起動時における個人プロファイルとWork Profile間の権限解決の競合とみられる。システムが個人用ウィジェットを誤って管理対象プロファイルのものと認識し、アクセスをブロックしてしまう[5][13]。
| エンタープライズ(企業)への影響 | Work ProfileをIntuneなどで管理しているエンタープライズユーザーに影響が集中。個人用プロファイル側のウィジェットが使えなくなるため、仕事とプライベートを一台のスマホで使い分けているビジネスパーソンのコア体験を損なう |