| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 買収総額 | 約550億ドル(約5.5兆円) |
| 1株当たりの買収価格 | 210ドル(現金) |
| 取引形態 | LBO。買収後、EAは非公開企業となる |
| 株主承認 | 2025年12月22日に承認 |
| 完了目標時期 | 2027年度第1四半期(規制当局の承認が前提) |
本取引の資金調達は、約360億ドルの自己資本(PIFが既に保有する9.9%株を現物出資する分を含む)と、JPモルガン・チェースが組成した約200億ドルの借入金(デットファイナンス)により構成されています。
| 日付 | イベント |
|---|---|
| 2025年9月29日 | 買収を正式発表 |
| 2025年12月22日 | EA株主総会で承認 |
| 2026年6月4日 | コンソーシアムがEU外国補助金規制に基づく届出を行う計画を発表 |
| 2026年6月17日 | PIFがEU競争当局に対し、EA買収の承認を正式申請 |
| 2026年7月22日 | EU欧州委員会の第1段階審査の判断期限。 無条件承認・条件付き承認・または第2段階への本格調査開始のいずれかを決定 |
PIFはすでに任天堂、アクティビジョン・ブリザード(マイクロソフトによる買収前)、テイクツー・インタラクティブなどに大規模な株式を保有し、子会社のサヴィー・ゲームズ・グループを通じてeスポーツ事業も展開しています。EAの買収は、この戦略の集大成とも言え、『EA Sports FC』『バトルフィールド』『Apex Legends』『ザ・シムズ』『Madden NFL』といった世界的なフランチャイズを傘下に収めることになります
。
クシュナー氏のアフィニティ・パートナーズが参加している点は、米国内で政治的な注目を集めています。CFIUS審査やEUの外国補助金規制は、国家資本(ソブリン・ウェルス・ファンド)による欧米の戦略的テクノロジー資産の買収に対する国際社会の警戒心の反映といえます。
最大の焦点は、EU欧州委員会が2026年7月22日までに下す第1段階審査の判断です。無事にクリアされれば、米CFIUSや英国の審査に移行しますが、仮に第2段階(フェーズII)の本格調査に移行すれば、完了時期は大幅に遅れる可能性があります。この買収の成否は、世界のゲーム業界の競争構造に大きな影響を与えることは間違いありません。
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