この調達額は、2019年にサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコが記録した256億ドル(インフレ調整後で約380億ドル)の2倍以上にあたります 。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、スペースXの調達額とアラムコの記録との「差額だけでも」、アラムコのIPO全体の規模を上回る計算になります
。
上場初日の株価は、期待通り急騰しました。主な数字は以下の通りです。
今回のIPOで最も注目されたのが、個人投資家への破格の割り当てです。イーロン・マスク氏は当初、売り出し株の最大30%を個人投資家向けに割り当てることを計画していました。これは通常の大型IPOでの個人分配率(5~10%)の3倍以上という、前代未聞の試みでした 。
Truist証券のアナリスト、サム・グレルク氏は「個人投資家の参加がスペースXのIPOを特徴づける要素となる」と指摘しつつも、マスク氏の熱心なファン心理に支えられた株価が、状況次第で乱高下するリスクも警告しています 。
今回のIPOにより、イーロン・マスク氏の資産は劇的に増加しました。スペースXの上場後、保有株の価値が急騰し、テスラやxAIなどの保有資産と合わせた純資産が、ついに1兆ドル(約155兆円)の大台を突破しました。これにより、マスク氏は世界初の「兆万長者(トリリオネア)」 として広く報じられています 。
時価総額が約2兆ドルに達したことで、スペースXは主要な株価指数への組み入れが確実視されています。
強気相場の一方で、アナリストたちは警鐘も鳴らしています。
また、引き受け会社には「グリーンシュー(オーバーアロットメント)オプション」として、IPO価格135ドルで追加の8,333万3,333株を販売できる権利が付与されています。このオプションが完全に行使された場合、約112.5億ドル(約1.5兆円)の追加調達が可能となります 。
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