新設「半導体特別ボーナス」: DS部門の営業利益の10.5% を原資とする特別な経営成果給(PS)が新設されました 。既存の超過利益分配金(OPI)1.5%と合算すると、向こう10年間にわたり、半導体部門の年間営業利益の約12%が社員のボーナスとして留保される計算になります
。この特別ボーナスは課税後、自社株(自己株式)で支給され、一部には譲渡制限がかかります
。
新たな計算式に基づくと、特にHBM(高帯域幅メモリ)などAI向け先端メモリで収益を上げる社員の報酬は、韓国企業の水準を大きく超えるものとなります。
| 項目 | 金額(日本円換算の目安) |
|---|---|
| 半導体社員の平均ボーナス | 約3,400万円(5億1,300万ウォン) |
| メモリ部門トップ社員の最大ボーナス | 約4億4,000万円(6億ウォン) |
| 年間の半導体社員向け総ボーナス原資 | 約2兆6,600億円(40兆ウォン) |
今回の協約は、サムスン社内に深刻な亀裂を生みました。特に激しい反発を見せているのが、スマートフォンやテレビ、家電製品を開発・販売するデバイスエクスペリエンス(DX)部門の社員たちです。
今回の協約は、AIによる特需の果実を早期に社員へ還元する狙いがありましたが、結果として企業内の「公平性」をめぐる深刻な対立構造を浮き彫りにしました。半導体部門の士気を高め、人材流出を防ぐという短期的な成果と、企業全体の長期的な一体感をどのように両立させるのか。サムスンの手腕が今、厳しく問われています。