世界有数のプライベートマーケット投資会社であるPartners Group(パートナーズ・グループ)は、2026年5月21日、スイスのバー=ツークから新しい投資ビークル「Total Return Strategy(トータル・リターン戦略)」を発表した。これは、プライベートエクイティの成長投資と定期的な配当収入を同時に提供することを目指した新しいアプローチだ。 ![]()
同社によれば、この戦略は年率ミッドティーンズ(10%台半ば)の総グロスリターンを目標としつつ、投資先企業のキャッシュフローから初期で約5~8%の年間配当利回りを生み出すことを狙う。 ![]()
トータル・リターン戦略の仕組み
この戦略の中心は、**安定したキャッシュフローを生む企業への「支配投資(コントロール投資)」**だ。つまり、企業の重要な意思決定に影響できる規模の株式を取得し、経営や戦略改善を通じて価値を高めていく。
主な特徴は次の通り。
- 企業の過半数または大きな持分を取得する支配型投資
- 投資先からの定期的な配当収入
- 企業成長による長期的な株式価値の上昇
- 従来型バイアウトより低いレバレッジ(借入依存度)
投資対象は、景気変動や技術 disruption の影響を受けにくい**「基盤的で耐久性の高いセクター」**の企業が中心になるとされる。 ![]()
目標リターンと配当利回り
この戦略では、インカム(配当)とキャピタルゲイン(企業価値上昇)を組み合わせたリターン設計が特徴となる。
- 総グロスリターン:ミッドティーンズ(10%台半ば)
- 初期年間配当利回り:約5~8%
![]()
プライベートエクイティでは通常、投資回収は数年後の企業売却時に集中しがちだが、この戦略では保有期間中からキャッシュリターンを得る構造になっている。
Comments
0 comments