エルニーニョは、太平洋の暖かい海水が大気へ大量の熱を放出することで、地球全体の平均気温を一時的に押し上げる傾向がある。
しかも今回の発生は、すでに非常に暖かい気候状態の中で起きる可能性がある。
つまり、長期的な地球温暖化による基準の上昇に、エルニーニョによる追加的な熱が重なることで、世界的な記録的高温が発生しやすい条件が整う可能性がある。
ヒートドームとは、高気圧がフタのように空気を閉じ込め、地域的に熱をため込む現象だ。数日から数週間にわたり異常な高温をもたらすことがある。
ただし科学者は、個々の熱波を直接エルニーニョのせいだと断定することはできないと強調している。実際の熱波は多くの場合、持続的な高気圧など短期的な大気パターンによって引き起こされるためだ。
エルニーニョの主な影響は、地球全体の気温の背景を押し上げることであり、それによって極端な高温が起きる確率や強度が高まる可能性があると考えられている。
カリブ海地域では、すでに気候機関が影響に備えるよう呼びかけている。
特にジャマイカでは、気象局が次のようなリスクを警告している。
こうした条件は、干ばつリスクの上昇や作物への熱ストレスなど、地域社会や農業に影響を及ぼす可能性がある。
2026年にエルニーニョが発生する可能性は高いと見られているが、どれほど強いイベントになるかはまだ不確実だ。
一般に、強いエルニーニョほど世界の気候への影響は大きくなる。ただし、中程度のエルニーニョでも降雨パターンや気温、ハリケーン活動などを大きく変えることがある。
現時点で確かなのは、地球の気候システムが再び大きく動き始めているということだ。そして、その変化はすでに記録的に暖かい時代に起きている。
そのため専門家は、今後数年は猛暑、干ばつ、極端気象のリスクが高まる可能性に注意が必要だと指摘している。
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