税引前営業キャッシュフローは前年から大きく増加しましたが、これは生産能力拡大に向けた運転資本投資が一部影響していると同社は説明しています。
CSGは2026年の売上見通しを74億〜76億ユーロとするガイダンスを維持しました。
これは前年の急成長を踏まえたものです。2025年の売上は67億ユーロで、前年比71.7%増という大幅な伸びを記録しました。
この成長は、欧州の防衛需要拡大に加え、米弾薬企業などを含むThe Kinetic Groupの統合などの買収効果が寄与しています。
同社はまた、営業利益率についても20%台半ば(約24〜25%)のレンジを維持する見通しを示しています。
CSGは2026年初めにアムステルダムのユーロネクスト(Euronext Amsterdam)に上場し、約38億ユーロを調達しました。
IPO価格は1株25ユーロで、上場時の企業価値は約250億ユーロと評価されました。
しかし上場後、株価は大きく下落しています。
報道によると株価は次のように推移しました。
株価下落の背景として指摘されているのは以下の点です。
ただし、公開報道は空売り側の主張を紹介するにとどまり、その内容の正確性は独立して検証されていない点には注意が必要です。
市場の評価が揺れる一方で、事業環境は強い追い風を受けています。
ロシアのウクライナ侵攻以降、欧州各国は軍事費を大幅に増額しています。砲兵、弾薬、防空システムなどはCSGの主力分野です。
CSGは150億ユーロの受注残と270億ユーロの案件パイプラインを抱えており、数年先までの売上可視性が高いとされています。
同社は25億ドル規模の防空システム契約など、大型案件の可能性を示しています。
需要増に対応するため、2026年に弾薬の自社生産量を約20%増やす計画も示しています。
数字だけを見ると、CSGの事業は明確に成長軌道にあります。
しかし株式市場では、IPO後の急落と空売り疑惑が議論を呼び、評価は分かれています。
現在のCSGを巡るストーリーはシンプルです。
今後数四半期で、業績成長が市場の懸念を上回るのか。それとも疑念が評価を抑え続けるのか——そのバランスが、CSG株の行方を左右することになりそうです。