もう一つの対立は、戦後の安全保障体制です。
この安全保障を巡る対立が、外交交渉の大きな行き詰まりとなっています。
戦場の状況は単純ではありません。ウクライナはロシアの大規模突破を防いでいるものの、軍には大きな負担がかかっています。
もう一つの大きな制約は財政です。
こうした軍事・外交・経済の要因が重なり、戦争は単なる戦場の戦いではなく「持久力の競争」になっています。
・ロシアは消耗戦と領土圧力で時間を味方につけようとしている
・ウクライナは西側の結束と支援を交渉上のカードにしようとしている
ゼレンスキー大統領が英国や欧州諸国を安全保障の中心に据えようとしているのは、この構図の中で交渉力を高めるための戦略です。
欧州が軍事支援・制裁・安全保障保証を強化すれば、モスクワにとって戦争を長引かせるコストはさらに高くなります。
その結果、ロシアに「戦って勝つことはできない」と認識させ、交渉に向かわせる――それがキエフの狙いだとみられています。
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