今回発表された製品は次の3モデルです。
いずれもIntelのIMVP9.3 Vcore電源規格に対応したデジタル・マルチフェーズコントローラで、最新のIntelモバイルCPUに必要な電圧制御を担います。
最大9フェーズ・4レール構成に対応しており、Panther LakeやWildcat LakeプラットフォームのCPUが必要とする高電流供給や急激な電力変動にも対応できる設計になっています。
この柔軟な構成により、メーカーは薄型軽量ノートから高性能AIノートまで、製品カテゴリーに応じた電源設計を行いやすくなります。
AOZ71049QIシリーズは、ノートPCのCPU電源回路(VRM:Voltage Regulator Module)の制御レイヤーとして動作します。
一般的な構成では次のように役割が分かれます。
この構成により、Intel IMVP9.3に最適化されたCPU Vcore電源プラットフォームを実現できるとされています。
AOSが強調する特徴の一つが、非常に低い待機電力です。
同社によると、次のような仕様を実現しています。
AOSは、同社の電源ステージ技術と組み合わせることで、ノートPCのバッテリー駆動時間を最大で約1時間延長できる可能性があるとしています。
ただし、この数値はメーカーによる主張であり、第三者のベンチマークによる独立検証は現時点で報告されていません。
AOZ71049QIシリーズはすでに量産段階に入っています。
また、APEC 2026関連資料によると、これらの製品はすでに複数のOEM/ODMによるAIノート設計で量産採用が進んでいるとされています。
IntelのPanther LakeやWildcat Lakeは、CPUだけでなくAIアクセラレータを統合した次世代モバイルプラットフォームとして登場する見込みです。
AIワークロードでは瞬間的に大きな電力が必要になるため、CPU電源回路の効率と応答性が重要になります。
AOSは、AOZ71049QIシリーズとDrMOS/Smart Power Stageを組み合わせた電源設計により、ノートPCメーカーが次の要件を満たしやすくなるとしています。
AI処理がノートPCでも一般化する中、こうした高効率VRMアーキテクチャは、性能・発熱・バッテリーのバランスを取るうえで重要な要素になりつつあります。