Samsungはここ数年、折りたたみスマートフォンを夏のUnpackedイベントで発表するのが恒例となっており、この日程は過去の発売サイクルとも一致しています。通常は発表後まもなく予約が始まり、その後数週間で販売が開始されますが、2026年モデルの正式な発売日はまだ確認されていません。
今回のモデルでは One UI 9(Android 17ベース) が初搭載される可能性が高いと報じられています。
Samsungのサーバー上で One UI 9のテストビルド が確認されたという情報もあり、すでに開発が進んでいることを示しています。
ただし現時点では、確認されている変更点は小規模なUI調整などが中心とされ、最終的な機能一覧はまだ公開されていません。
今回の最大の注目ポイントは、Googleの新AIレイヤー Gemini Intelligence の深い統合です。
報道では、Galaxy Z Fold 8とFlip 8がこのAIをGalaxyシリーズで初めて商用化する端末になる可能性があるとされています。
Google自身も、Geminiの新機能が「この夏」からAndroid端末に展開されると示唆しており、タイミング的にもSamsungの折りたたみモデルが最初の搭載機になる可能性があります。
Samsung端末ではすでに、Geminiを含むAI機能がいくつか導入されています。例えば次のような機能です。
ただしこれらは主に ユーザーの指示に応答するアシスタント型機能でした。
一方、Gemini Intelligenceはより進んだ 「エージェント型AI」 を目指していると報じられています。
つまりAIが単に質問に答えるだけでなく、複数のアプリをまたいで作業を自動実行する仕組みです。
例えば次のような処理が想定されています。
これらを 1つのリクエストだけで連続実行できる可能性があります。実際の機能は、対応アプリや権限設定によって変わる見込みです。
興味深い点は、Google自身のPixelより先にSamsung端末でこのAIが登場する可能性が指摘されていることです。
一部の報道では、現在の One UI 9ベータ版にはGemini Intelligenceが含まれていないとされており、新型折りたたみ機の正式版ソフトで初公開される可能性があるといいます。
もし実現すれば、Samsungは短期間ながら Googleの次世代Android AIを最初に実装するメーカーになる可能性があります。
このAI戦略が注目される理由はもう一つあります。
それは Appleの折りたたみiPhone参入の噂です。
複数のアナリストや報道では、Appleが 2026年後半に初の折りたたみiPhone を投入する可能性があるとされています。
現在、折りたたみスマートフォン市場はSamsungが主導していますが、新規参入が増えれば競争は激化します。
その中でSamsungが 高度なAI自動化を武器にした折りたたみ体験を打ち出せれば、単なるハードウェア競争ではなく「AIで仕事ができるスマートフォン」として差別化できる可能性があります。
公式発表までに、次の点が焦点になります。
もし現在の報道が事実なら、Galaxy Z Fold 8とFlip 8は“AIが実際に作業をこなすスマートフォン”の最初の世代になるかもしれません。AIアシスタントが「答える」段階から、「仕事をする」段階へ進む大きな転換点になる可能性があります。