バイナンスが公表するビットコイン準備高は、9月20日の約70万4,800BTCから、約15日後の集計では66万3,100BTCに減少しました。差し引き4万1,700BTC、約5.9%の減少です。取引所の資金移動として目立つ数字ですが、これだけで投資家がビットコインを買い集めている、あるいは価格が上がると判断することはできません。
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準備高はどれだけ減ったのか
9月20日の残高から後の集計値を差し引くと、減少幅は4万1,700BTCです。報道では約4万BTCと丸めて伝えられることもありますが、ここでの4万1,700BTCは、2つの準備高の数値の差です。
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取引所の報告上の準備高が減ったことから分かるのは、記録されたビットコイン残高が少なくなったという点です。誰が動かしたのか、どこへ移したのか、理由は何かまでは、この数字だけでは分かりません。出金を長期保有や投資家心理の変化と結び付ける際には、こうした点を踏まえる必要があります。
週次の流出は2023年6月以来の規模
CryptoQuantのデータとして報じられた数字によると、9月27日までの7日間にバイナンスから流出したビットコインの純額は2万3,137BTCでした。週次の流出としては2023年6月以来の大きさです。同月には、1週間で4万4,942BTC減少した例がありました。
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つまり、今回の週次流出は大規模だったものの、2023年6月の週を上回ったわけではありません。この比較が示すのは取引所の資金移動の規模であり、当時と現在の市場環境や投資家の動機が同じだという意味ではありません。
10月6日の日次データは集計途中
10月6日付の報道では、1日あたりの純流出が約1万4,300BTCに達したとされ、約3年ぶりの高水準と説明されました。ただし、報道時点では集計が完了していないデータだったとの指摘もあります。確定した1日分の合計ではなく、その時点での速報値として見るのが適切です。
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流出は価格や投資家の行動をどう示す?
考えられる見方の一つは、一部の保有者がビットコインを取引所の外へ移し、保管などに使っているというものです。また、大口保有者からバイナンスへのステーブルコイン流入も報じられており、取引に使える資金が入ってきた可能性はあります。ただし、ビットコインの出金もステーブルコインの入金も、その後に何をしたかを証明するものではありません。
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取引所にあるビットコインが減れば、その取引所で売却できる状態にあるコインが少なくなる可能性はあります。しかし、それだけで市場全体の供給が逼迫している、売り圧力がなくなった、あるいは価格が上がると結論付けることはできません。
価格の状況についても、10月6日の報道には違いがあります。一方はビットコインが8万5,000ドル前後で推移していたと伝え、別の報道は同日に一時大きく下落したとしています。各報道の描写は一致しておらず、いずれにしても準備高の減少だけで価格変動の理由を説明することはできません。
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要点: バイナンスの報告上の準備高は約15日で4万1,700BTC減少し、週次の純流出は2023年6月以来の規模でした。10月6日には集計途中で約1万4,300BTCの日次流出も報じられています。注目すべき取引所データではありますが、投資家の意図やビットコインの次の値動きを単独で示すものではありません。