アフリカでは、この世界的なエネルギーショックが特に強く影響している。
燃料価格が上昇すると、ディーゼル発電などのコストはさらに上がる。そのため、住宅の屋根に設置する小規模太陽光や分散型発電は、最も早く電力を増やせる選択肢の一つになっている。
つまり、潜在力に比べて導入はまだ初期段階なのだ。
アフリカで需要が急増している一方、中国側にも強い輸出圧力がある。
この状況はメーカー同士の激しい価格競争を引き起こし、パネル価格を押し下げた。
結果として市場では、次のような“需要と供給の一致”が起きている。
・アフリカは安価で迅速に電力を増やしたい
・中国メーカーは余剰生産を吸収する輸出市場を必要としている
最近の貿易データでは、特に深刻な電力危機を抱える国で輸入が増えている。
代表的なのが次の国だ。
・南アフリカ(頻発する計画停電と電力網の不安定)
・コンゴ民主共和国(多くの地域で電力アクセスが不足)
とはいえ、アフリカ全体で見ると太陽光が電力に占める割合はまだ小さい。
アフリカで起きている太陽光ブームは、いくつかの大きな潮流が重なった結果だ。
これらが同時に作用し、アフリカでは太陽光発電の導入ペースが急速に上がっている。
現在の発電比率はまだ小さいものの、エネルギー安全保障の不安と技術価格の低下が続く限り、アフリカのエネルギー構造は今後数年で大きく変わる可能性が高い。
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