同社はこの資金を使い、既存の支払い・回収ツールを拡張し、AIが金融業務を実行する**「エージェント型ファイナンス(Agentic Finance)」**と呼ぶ新しいソフトウェア基盤の開発を進めるとしている。
一般的な会計ソフトが「状況を記録・可視化する」役割なのに対し、Adfinのシステムは請求回収のプロセスそのものを自動的に進める。
具体的には次のような業務が自動化される。
Adfinのアプローチは、債権管理(クレジットコントロール)を完全に自動化することだ。
従来のように担当者が定期的に請求状況を確認して催促するのではなく、プラットフォームが請求書の状態を継続的に監視し、必要に応じてリマインド通知や支払いリンクの送付、別の支払い方法の提案などを自動で実行する。
Adfinが狙うもう一つの効果は、財務チームの業務効率化だ。
多くの企業では、請求書と入金の照合、フォローアップメール送信、支払いに関する問い合わせ対応などの作業に毎週多くの時間が費やされている。
エージェント型の自動化により、これらの反復作業をソフトウェアが処理するため、財務担当者は次のような業務に時間を使えるようになる。
同社が描くビジョンは、会計ソフトのような「記録・レポート中心」の金融ツールから、実際に資金の流れを動かす“実行レイヤー”の金融ソフトウェアへの進化だ。
もしこのモデルが広く普及すれば、請求管理や債権回収といった分野で長年続いてきた手作業中心の業務プロセスが、大きく変わる可能性がある。
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