今回のシリーズBでは、次のような国際的投資家が参加しました。
調達額は5100万ドルで、企業価値(バリュエーション)は公開されていません。
この資金は、新興市場での金融インフラ構築や市場拡大、規制対応の強化などに充てられる予定です。
Fassetは、一般的な暗号資産取引所とは異なり、ブロックチェーンとステーブルコインを土台にしたデジタル銀行・投資プラットフォームを目指しています。
主なサービスは以下の通りです。
ステーブルコインを利用することで、国際送金のコスト削減と決済時間の短縮を狙っています。これは、通貨規制や銀行インフラが複雑な地域では特に効果が期待されています。
業界報道によると、Fassetの現在のネットワークは次の規模に達しています。
これらのコリドーは、アジア・アフリカ・中東を中心に構築されており、銀行接続が弱い地域間の資金移動を支えています。
Fassetの戦略の中心にあるのが、独自インフラ 「Own Network」 です。
このネットワークは、次の機能の基盤として設計されています。
シリーズB資金の一部は、このインフラの拡張と新市場への展開に使われる予定です。
Fassetは決済だけでなく、融資や貿易金融などの銀行サービスの拡大も計画しています。
主なターゲットは、次のような企業です。
こうした企業は信用情報や銀行インフラの制約により、従来の銀行から資金調達しにくいケースが多いためです。
これらのサービスが本格化すれば、Fassetは単なる決済プラットフォームではなく、総合型のデジタルネオバンクに近い存在になります。
同社の特徴的な取り組みの一つが、**イスラム金融(シャリア準拠)**への対応です。
Fassetは、マレーシアの金融規制当局 Labuan Financial Services Authority から、ステーブルコインを利用したイスラムデジタル銀行を運営するための暫定承認を取得しています。
この枠組みでは、規制サンドボックス内で
を提供する計画で、アジアやアフリカのイスラム圏市場への展開を視野に入れています。
Fassetは、暗号資産および決済エコシステムとの連携も模索しています。
報道では、次の企業との関連が指摘されています。
ただし、これらの提携の商業規模や収益面での影響は、公開情報ではまだ限定的です。
今回の資金調達は、ステーブルコインを決済基盤として金融サービスを構築するというフィンテックの新しい潮流を象徴しています。
Fassetは今後、
などを進め、個人と企業の両方に向けたデジタル銀行モデルを構築する計画です。
なお、一部の暗号資産ニュースでは5億1000万ドルと誤記された例がありますが、複数の独立した報道では5100万ドルが正しい調達額とされています。