Bungieは『Marathon』から撤退するのではなく、ゲームの骨格を大きく組み替えようとしている。厳格なシーズン制を終了し、次の大型コンテンツを12月8日配信の「Symbiosis」へ延期。さらに、従来のPvPvE脱出ゲームプレイだけに依存しない、初の恒常PvE体験を導入する。
ただし、競技性のあるPvPや、戦利品を持ち帰るリスクと緊張感が核となるPvPvEの脱出要素を捨てるという話ではない。Bungieの狙いは、それらを『Marathon』らしさとして残しつつ、遊び方の幅を広げた、より奥行きのあるサバイバル体験へ進化させることだ。
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シーズン制をやめ、更新ペースを柔軟に
ローンチ時の『Marathon』は、およそ3か月ごとのシーズンでコンテンツを更新する設計だった。
34 この厳格なサイクルを終了し、今後は開発チームが機能の制作、テスト、改善により多くの時間を使える、柔軟なリリース方式へ移行する。
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その直接的な影響が、9月予定だったコンテンツの延期だ。これらは12月8日の「Symbiosis」にまとめて実装される。同アップデートは、Bungieが『Marathon』の「次章」に向けた最初の大きな一歩と位置付けるものだ。
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「Symbiosis」で予定される内容
Bungieが発表した12月アップデートの予定内容は以下の通り。
- 『Marathon』初の恒常PvE体験
- Perimeterエリアの刷新
- 新たなRunner Shell
- 射撃場を備えたソーシャルスペース
- 実験的なPvPモードのチームデスマッチ
- 新規プレイヤー向け導線の改善
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つまり、毎回高いリスクを伴う脱出マッチに入らなくても、システムを学び、世界を探索し、進行できる選択肢が増えることになる。
PvE追加は、PvPの廃止ではない
恒常PvEが加わるからといって、『Marathon』が一般的なソロキャンペーン主体のゲームへ変わるわけではない。BungieはこのPvE体験を、従来のPvPvE脱出ゲームプレイの外でも、探索・進行・世界との関わりを可能にするものだと説明している。
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同社は『Marathon』の独自性を軸に据えながら、自ら設定したジャンル上の制約を超え、より深いサバイバル体験へ拡張する方針を示した。
23 以前からBungieは、対戦に集中するプレイヤー向けの純粋なPvP、PvE、そしてPvPの比重を抑えたサバイバル体験を探っているとしていた。
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プレイヤー目線では、常に同じ緊張度のマッチを求められるのではなく、その日の気分や習熟度に応じた遊び方を選べるようにする転換と言える。
「延期」以上に重要な、ゲームの再定義
固定されたシーズン日程には、プレイヤーが更新時期を見通しやすい利点がある。一方で開発側は締め切りに縛られる。Bungieは今回、一定の予測可能性と引き換えに、より大きな更新へ制作・調整の時間を充てる道を選んだ。小規模なアップデートは継続する予定だ。
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だから「Symbiosis」は、単なる遅延したコンテンツパックではない。脱出と競技PvPを核として維持しながら、その周囲に多様なサバイバル活動を積み重ねるための、新しい方向性を形にするアップデートとなる。
この方針が『Marathon』のコミュニティを拡大・維持できるかは、まだ証明されていない。Bungieは、プレイヤーから得る学びを反映しながら、この進化を3月以降も続けるとしているが、長期計画の詳細は公表していない。
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『Destiny』を再び将来の中心に
『Marathon』の再構築と並行して、Bungieは『Destiny』への姿勢も改めている。『Destiny 2』の積極的な開発が縮小された後、Destinyチームの大半を含む人員削減があったと報じられたが、同社はいま「DestinyはBungieの将来にとって基盤となるもの」と明言した。
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最初の具体策は、過去コンテンツの復帰だ。Bungieは、『Destiny 2』で保管(vault)されていたキャンペーン、目的地、レイドをゲームに戻す作業を開始したと説明している。復帰したコンテンツは、すべての『Destiny 2』プレイヤーが利用できる予定だ。
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これは『Destiny』を過去の作品として閉じ、新規プロジェクトへ集中するのではなく、既存コンテンツの復元もフランチャイズの長期的な未来を再構築する一部に据える、という方針転換を意味する。
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まだ発表されていないこと
現時点で示されたのは方向性であり、完全なリリース計画ではない。Bungieは新たな『Destiny』作品や『Destiny 3』を発表しておらず、保管されていた各キャンペーン、目的地、レイドがいつ復帰するかも明らかにしていない。
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同様に、「Symbiosis」は新しい『Marathon』戦略を試す重要な節目ではあっても、成功を保証するものではない。確かなのは、Bungieが両フランチャイズへの投資を続ける意思を示したことだ。『Marathon』はより柔軟で幅広いサバイバルゲームへ、『Destiny』は過去のコンテンツを取り戻しながら次の段階へ進もうとしている。
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