管理職向けの業務もCopilotから実行できます。代表例がタイムシート(勤怠)の確認と承認です。
SanaエージェントはHRだけでなく、従業員向けの財務業務にも対応します。
例えば次のような操作です。
今回の統合の重要な設計思想は、企業の統制を回避しないことです。
Copilotが直接データを操作するのではなく、Workdayが引き続き実行環境として機能します。結果として次の仕組みが維持されます。
さらにMicrosoftの導入ガイドでは、Workday側で以下のような設定が必要とされています。
AIエージェント統合と聞くと大規模開発を想像しがちですが、このケースでは既成のエージェントフレームワークが提供されています。
MicrosoftはCopilot Studioで利用できる
Employee Self‑Service(ESS)エージェント
一般的な導入手順は次の通りです。
このリリースは単なる機能追加ではなく、WorkdayとMicrosoftの長期的なAI戦略の一環です。
その中核となるのがWorkdayの
Agent System of Record(ASOR)
という概念です。
このモデルでは次の役割分担が想定されています。
今回の統合は、企業ソフトウェアの設計思想の変化も象徴しています。
これまで従業員はHRシステム、財務システム、コラボレーションツールなど複数のアプリを行き来していました。しかしAIエージェントが登場したことで、会話型インターフェースが共通の操作レイヤーになりつつあります。
Microsoft 365のような生産性ツールが「入口」となり、Workdayのようなシステムが裏側で業務を実行する。Sana Self‑Service Agentは、その新しい企業AIモデルを示す具体例と言えるでしょう。
Comments
0 comments