対象となるツアーでは、Spotifyがアーティストの熱心なリスナーを選び、最大2枚のコンサートチケットを事前に確保します。選ばれたファンは、一般販売が始まる前の限定購入ウィンドウでチケットを購入できます。
つまり「早い者勝ち」でクリック速度を競うのではなく、普段からそのアーティストをよく聴いているかどうかがチケット入手のチャンスにつながる仕組みです。
サービス開始時点では、次の条件を満たすユーザーが対象です。
Spotifyは今後、対象国を段階的に拡大する予定としています。
また、すべてのライブやツアーがReservedに対応するわけではなく、アーティストや公演によって提供の有無が変わります。
Spotifyは、すでにサービス内で収集しているユーザーの行動データを使ってスーパーファンを判定します。主な指標には次のようなものがあります。
こうしたデータを組み合わせて、Spotifyは「最も熱心なリスナー」を特定します。
一部の報道では、ツアー開催地への地理的な近さも選定の要素になる可能性があるとされています。
Reservedの対象に選ばれた場合、Spotifyは次の方法で通知を送ります。
通知には、対象の公演情報と、チケットを購入できる専用の期間(購入ウィンドウ)が記載されています。
Reservedには、一般的なチケット販売と比べていくつかの特徴があります。
チケットが事前に確保されている
単に早く並べるだけではなく、対象ファンのためにチケットが確保されます。
一般販売より前に購入できる
限定の購入期間があるため、席を確保できる可能性が大きく高まります。
プレセールコードを探す必要がない
Spotifyが自動で対象ファンを選ぶため、コード入手の手間がありません。
Spotifyの追加手数料はなし
Reservedの購入自体には、Spotify側の追加サービス料金は発生しないとされています。
Spotifyはこの機能を 2026年のInvestor Day で発表しました。サービスは 2026年夏に米国で開始される予定です。
初期導入では、大手ライブプロモーター Live Nation と提携して提供され、今後さらに多くの公演や市場へ拡大する見込みです。
現在の音楽ストリーミングサービスは、ほぼ同じ楽曲カタログを提供しているため、各社はユーザー体験や特典で差別化を図っています。
Reservedはその一環で、Spotifyは次のような狙いを掲げています。
つまり、普段からSpotifyでアーティストを聴いている人ほど、そのアーティストのライブに行ける可能性が高くなる仕組みです。
人気アーティストの場合、スーパーファンの数は会場の座席数を大きく上回ります。そのため、条件を満たしていても すべてのファンがReservedの招待を受け取れるわけではありません。
それでもこの仕組みは、クリックの速さや抽選だけで決まっていたチケット争奪戦を、実際に音楽を聴いているファンに優先する形へ変える試みとして注目されています。