豪州ニューサウスウェールズ州(NSW)で、シートベルトの着用方法をめぐるカメラの罰金に、元弁護士のジョンさんが異議を唱えています。娘がパシフィック・モーターウェイのカルガ付近を大雨の中で運転していた際に撮影され、通知された罰金は423豪ドル、違反点は3点。ジョンさんは、写真に写った暗い線はシートベルトの着用違反ではなく、フロントガラスのワイパーだと主張しています。
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ただし、これはジョンさん側の見立てです。写真に何が写っているか、当局がどのように判断したかは、報道で確認できる範囲では確定していません。
ジョンさんが疑問視する「雨で見えにくい写真」
ジョンさんによると、娘はシートベルトを正しく着用していました。ところが、雨で視認しにくい写真では、違反の根拠とされた線がワイパーにも見えるといいます。
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争点は、画像から違反がはっきり読み取れるのかどうかです。ジョンさんの主張だけで、カメラや確認担当者に誤りがあったと断定することはできません。一方で、写真が不鮮明だと感じた場合、どのような根拠で違反と判断されたのかが気になるのも無理はありません。
異議申し立ての結果は明らかになっていない
確認できる報道には、ジョンさんの異議申し立てが認められたのか、罰金が維持されたのか、取り消されたのかは記されていません。そのため、娘の罰金が撤回された、あるいは確定したとすることはできません。
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NSWでは、罰金通知に記載された番号を使って、対象となったカメラ画像をオンラインで確認できます。また、罰金の再審査を申請したり、裁判で争う手続きを取ったりすることも可能です。
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AIが候補を検知し、職員が画像を確認
NSWでは2024年7月1日から、シートベルト検知カメラによる取り締まりが始まりました。
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9 AIが違反の可能性がある画像を選び出し、罰金通知を出す前にRevenue NSW(州の罰金行政機関)の職員が画像を確認すると報じられています。
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人による確認が行われていても、個別の写真が違反を十分に示しているかどうかが自動的に決まるわけではありません。ジョンさんの訴えが投げかけるのは、判別しにくい画像をどのように評価するのかという点です。今回の主張だけで、AIや職員の確認に誤りがあったと結論づけることはできません。
1年間で13万件超、罰金への懸念も
カメラ写真がぼやけていて、違反を確認できないという懸念は、ジョンさんだけのものではありません。
1 NRMA(豪州の自動車関連団体)による分析を紹介した報道では、NSWで1年間に発行されたシートベルト違反の罰金は13万2,000件を超え、前年から2,357%増えたとされています。
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取り締まりが広がるほど、証拠画像の見やすさや審査手続きへの信頼が重要になります。ただし、この数字は個々の罰金が誤って発行されたことを示すものではなく、ジョンさんの娘のケースの結論を裏付けるものでもありません。
画像の確認や再審査を求めるには
NSW政府は、カメラを使ったシートベルト取り締まりを交通安全対策として導入しました。
30 罰金を受けた人は、政府の手続きを通じて撮影画像を確認し、再審査を申請できます。裁判で争うための申請方法も案内されています。
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ジョンさんの娘の件では、雨の中の画像はワイパーを捉えたものだという父親の主張に対し、当局がどう判断したのか、申し立ての結果がどうなったのかは、報道からは分かりません。