流れを変えたのが、キム・サンシク監督によるスアン・ソンの投入だった。交代から約5分後、トルオン・ティエン・アインのシュートがブロックされたこぼれ球にスアン・ソンが素早く反応。ペナルティーエリア内で押し込み、ベトナムが先制した。
89分には、スアン・ソンが左サイドを力強く突破。マレーシアのDFを振り切って角度のない位置からシュートを放ち、ガニの股を抜いて追加点を決めた。途中出場のFWが2得点を挙げ、ベトナムの勝利を決定づけた。
さらに、ベトナムはASEAN Hyundai Cupの決勝に3大会連続で進出した。敵地で先にリードを奪い、2試合とも無失点に抑え、ホームでの第2戦では後半に勝負を決める――今回の準決勝は、ノックアウト方式の2試合を堅実に進めた戦いでもあった。
マレーシアは第1戦の敗戦に加え、負傷者を抱えたチーム状況も報じられていた。ただし、提供された情報では欠場した選手の全リストや、それぞれの負傷の程度までは確認できない。そのため、個々の負傷が試合に与えた影響を正確に特定することはできない。
第2戦では前半を無失点でしのいだものの、スアン・ソンが投入されるとベトナムの攻撃を止められなかった。2点のビハインドを早い時間帯に取り戻す必要があったマレーシアにとって、先制点を許したことは大きな痛手となった。
2戦合計4-0でマレーシアを退けたベトナムは、得点ランキング上位のスアン・ソンと、準決勝2試合で無失点だった守備陣を武器に決勝へ向かう。連覇を懸けたタイとの対戦で、勢いをさらに伸ばせるかが注目される。