ロシアによるザポリージャへのドローン攻撃は、ウクライナ軍がロシア各地へ1,000機を超えるドローンを投入し、そのうち数百機がモスクワ方面に向けられたとされる大規模攻撃の翌日に起きた。一連の動きは、長距離ドローン戦が急速に大規模化していることを示す。ただし、攻撃の前後関係だけで、ロシアの攻撃がウクライナ側の作戦への直接的な報復だったと結論づけることはできない。
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ザポリージャで何が起きたのか
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、ロシアのドローンは日曜深夜にザポリージャを攻撃し、集合住宅、大学、ショッピングモールなどに被害が出た。大統領は、ロシアがこのほかウクライナの9地域も攻撃したと述べた。報道では、ハルキウ州でもドローンが住宅を直撃し、45歳の女性が死亡、13歳の息子が重傷を負ったとされる。
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これに対し、ロシア国防省は、物流拠点、倉庫、港湾など、軍事に関連するインフラを標的にしたと説明している。ウクライナ当局が挙げた民間施設への被害とロシア側の標的説明は食い違っており、公式発表だけから両者を独立して突き合わせることはできない。
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双方が発表したドローン攻防の数字
週末のウクライナ側の作戦は、ロシアに対するドローン一斉攻撃として最大級の一つと報じられた。ロシア国防省は、ロシア国内、ロシアが占領するクリミア、黒海上でウクライナのドローン1,100機を撃墜したと発表した。NPRは、モスクワ方面へ数百機が発射されたと伝えている。
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その翌夜の時間帯について、ロシア側はロシアの各地域と黒海上空でウクライナのドローン244機を撃墜したとした。一方、ウクライナ側はロシアのドローン148機を撃墜または電子戦で無力化したと発表した。これらの迎撃数は戦時下の当局発表であり、対象となる時間帯も異なるため、同じ事象を比較した数値として単純に扱うべきではない。
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モルドバとルーマニアにも及ぶ空域リスク
ウクライナ国境周辺でのドローン活動は、モルドバとルーマニアにも繰り返し危険をもたらしている。モルドバは未確認の飛行物体を探知した後、一時的に空域を制限した。ルーマニアとモルドバでは以前から、ロシア軍がウクライナのドナウ川沿いの港湾を攻撃する際に、領空侵犯、墜落、残骸の発見が報告されている。
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こうした事例は、電子妨害、ドローンの飛行経路、迎撃行動によって、攻撃の影響がウクライナ国外にも及び得ることを示している。BBCは、ジェット推進型と報じられたロシアのドローンがモルドバ領空へ入ったことで、ゼレンスキー大統領を乗せた航空機のキシナウ出発が遅れたと伝えた。
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ジェット推進ドローンが防空にもたらす新たな難題
ウクライナは、飛来する攻撃用ドローンを従来の防空ミサイルより低コストで破壊するため、迎撃ドローンの試験を進めている。しかし、ロシアの新しいジェット推進型攻撃ドローンは最大で時速500kmに達するとされ、多くの低コスト型ウクライナ製迎撃ドローンの性能を上回るため、迎撃を難しくしている。
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ロイターは、ロシアによるジェット推進ドローンの使用が夏の間に6倍に増えたと報じた。別途、BBC Verifyの分析では、ロシアは8月の毎日、これらのドローンをウクライナに対して使用した。BBCが引用したウクライナ軍の数値によれば、ジェット推進ドローンによる攻撃は6月の350件から8月には2,800件へ増加したという。
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この変化は、ドローン戦が航続距離だけでなく、生産能力、探知能力、迎撃技術をめぐる競争になりつつあることを示している。ウクライナの迎撃ドローン開発は量産可能な対抗策となる可能性がある一方、高速飛行時の操縦・制御はなお技術的課題であり、特にジェット推進型への対応を難しくしている。
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