従来のネオバンクが「ユーザー向け銀行」を作るのに対し、BaaS企業は 他社が金融サービスを構築するための基盤 を提供する。
KeelはFrost時代に培った以下の資産を活用した。
Keelのプラットフォームは、APIで接続できるモジュール型の金融インフラとして設計されている。
中心的な機能の一つが Virtual IBAN(仮想IBAN) の発行だ。
企業はAPIを通じて、ユーザーごとに銀行口座番号を割り当てることができる。
主な機能:
Keelは国際決済向けに マルチ通貨アカウントと外国為替(FX)機能 も提供している。
対応通貨には以下のような主要通貨が含まれる。
フィンテック企業が独自ブランドのカードを提供できる カード発行機能 もプラットフォームに含まれる。
提供可能なカード:
さらに
Keelの技術基盤は APIファーストのコアバンキングシステム で構成されている。
主な機能:
金融サービスでは規制対応が不可欠であり、Keelは以下の機能も提供している。
金融インフラ企業にとって、規制体制は事業の根幹になる。
報道によると、Keelは新しいモデルに関して規制承認を取得し、英国の金融規制当局FCA(Financial Conduct Authority)に認可された電子マネー機関(EMI)として運営 しているとされる。
近年、BaaS分野では規制当局が
Keelの現在の戦略は、Frost時代とは大きく異なる。
以前:
現在:
このモデルでは、同社は次の価値を提供することを目指している。
Keelの事例は、フィンテックの典型的な転換パターンを示している。
消費者向けネオバンクは競争が激しくコストも高い。一方で、その裏側にある
といったインフラは、多くの企業が必要とする共通基盤 でもある。
Frostの技術をBaaSとして再利用したことで、Keelは
「一つの銀行アプリ」から「多くのフィンテック企業を支えるプラットフォーム」へ
とビジネスモデルを進化させたのである。
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