10月30日、アップルとエヌビディアの時価総額は接近していました。しかし、確認できる同日付のランキングでは、首位はエヌビディアです。エヌビディアは5.15兆ドル、アップルは5.10兆ドルで、差は500億ドルとされています。
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ただし、このランキングには集計時刻が記載されていません。そのため、取引時間中の一時的な順位の入れ替わりまで断定することはできません。一方で、このランキングを根拠に「アップルが10月30日に首位を奪った」と言い切ることもできません。
10月30日の数字で分かること、分からないこと
時価総額は、株価に発行済み株式数を掛けて算出します。
18 そのため、両社の株価が下がっていても、片方の下落率が小さければ時価総額の差が縮まることはあります。
ただ、質問に含まれていた当日の株価下落率や、エヌビディアの10月の高値からの下落幅、各社の設備投資・フリーキャッシュフローの数字は、今回確認できる資料では独立に裏付けられていません。したがって、それらをもとに順位の変化の理由を説明したり、取引時間中にアップルが首位だったかを確定したりすることはできません。
また、10月30日のアップルの時価総額について、資料間に食い違いがあります。別のソースは終値時点で5兆ドルを超えたとし、ランキングは5.10兆ドルとしています。
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18 共通の集計時刻や、前者と同じ条件で比較できるエヌビディアの数字がないため、終値時点での正確な差は判断できません。
首位が入れ替わった前例も、時刻が重要
アップルがエヌビディアを上回った局面は、過去にもありました。CNBCによると、7月27日には取引終了時点でアップルがエヌビディアを抜き、時価総額トップとなりました。
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10月23日には、折りたたみ式iPhone「iPhone Duo」の発売日に、アップルが取引時間中に一時首位へ浮上しました。しかし、その日の終値ではエヌビディアが再び上回ったと報じられています。
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つまり、「取引中に一時トップになった」のか、「終値で首位だった」のかは別の話です。10月30日付のランキングはエヌビディアを1位としていますが、集計時刻が分からない以上、記録されていない時間帯の一時的な逆転までは否定できません。
大手テック各社への見方は一枚岩ではない
今回の資料から読み取れるのは、投資家が大手テック企業をひとまとめにせず、AIとの関わり方を個別に見ているという点です。ただし、これだけで10月30日の順位変動の理由を特定することはできません。
10月28日、D.A. Davidsonのアナリスト、ギル・ルリア氏は、大手企業はAIへのエクスポージャーがそれぞれ異なるため、銘柄を選ぶ際には一社ずつ見極める必要があるとの見方を示しました。
36 アップルとエヌビディアが異なる評価を受ける可能性を考える手掛かりにはなりますが、質問に挙げられた個別の発言や設備投資額を裏付けるものではありません。
現時点での要点はシンプルです。アップルはエヌビディアに迫り、過去には一時的、あるいは終値で首位に立ったこともあります。しかし、確認できる10月30日付ランキングではエヌビディアが上位です。同日の売りや各社の投資額をめぐる説明については、今回の資料だけでは確認できません。