Javaの専門家であり著者でもあるVlad Mihalceaは、AIの生産性効果について別の視点から疑問を呈しています。
実際の開発では、エンジニアは次のような作業にも多くの時間を費やします。
AIが生成するコードが「ほぼ正しい」状態だと、開発者はそれを確認し修正するための時間を費やすことになります。Mihalceaは、この追加作業を考えると 最終的な生産性向上は限定的になる可能性が高い と述べています。
実際、開発者コミュニティの調査でも同様の傾向が見られます。2025年のStack Overflow開発者調査では、**66%の開発者が「ほぼ正しいAIコードの修正により多くの時間を使っている」**と回答しました。
一方、テクノロジー企業の経営陣は、AIがソフトウェア開発を根本的に変える可能性を強調しています。
この議論の本質は、AIが役に立つかどうかではありません。
「生産性」をどう測るかという点にあります。
テック企業はしばしば
といった指標を強調します。
しかしベテランエンジニアは、ソフトウェアのライフサイクル全体で生産性を評価します。
こうした要素を含めると、「コードを速く書ける」ことが、そのまま大きな生産性向上につながるとは限らないというわけです。
多くのベテラン開発者は、AIが役に立たないとは言っていません。
むしろ、次のような用途では強力な補助ツールだと認めています。
ただし彼らが強調するのは、ソフトウェア開発とは単にコードを書く作業ではないという点です。
設計、判断、デバッグ、そしてシステム全体の理解――これらは依然として人間のエンジニアが担う重要な役割です。
そのため、多くのベテラン開発者の間では、AIは開発のやり方を変えるが、エンジニアをすぐに置き換えるわけではないという見方が広がっています。
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